活用ガイド · 数字と決まりごと
数字は、
数え方から読む。
同じ「開封率」でも、どの画面で、何で割った数かで値が変わります。友だち・ブロック・開いた・押した・申し込みの数え方と、どの画面のどこを見るかを、つなぎ帳の定義のまま説明します。
この記事の要点
- 率は「何で割ったか」を見る。配信の結果の画面は届いた人で、レポートは送った数で割る
- 開いたは推定。文章だけの配信は数えられない。押したは、人ごとの数える URL で数える
- LINE が数えた数とつなぎ帳の数は、数え方が違う。並べて、ちがいのわけを知っておく
- 読む時間 約 10 分
- 数字をまとめる方に
- 2026 年 10 月 19 日に確かめた情報
1どこで何を見るか
知りたいことから、
画面を選ぶ。
つなぎ帳の数字は、それぞれの画面と、「分析」の 4 つのタブ(ダッシュボード・レポート・LINE の統計・利用状況)にあります。
| 知りたいこと | 見る画面 | 数字 | クラウドのプラン |
|---|---|---|---|
| この配信は読まれたか | 配信 → その配信の結果 | 送った・届いた・開いた・クリック・返信・エラー | どのプランでも |
| メニューのどのボタンが押されたか | リッチメニュー → タップの数 | ボタンごとのタップ・付いている人・クリック率 | どのプランでも |
| どの入口から友だちになったか | 集客 → QR コード・サイトの CTA | 読み取り・表示・クリック・友だち追加 | どのプランでも |
| 友だちは増えているか | 分析 → ダッシュボード・レポート | 新規・ブロック・ブロック解除・純増 | Basic から |
| どの配信がよかったか | 分析 → レポート「配信別の開封率・クリック率」 | 配信ごとの率をくらべる | Basic から |
| どこから来た人が買うか | 分析 → レポート「獲得経路別の LTV」 | 購入率・平均の LTV | Basic から |
| LINE が数えた数 | 分析 → LINE の統計 | 友だち数・ターゲットリーチ・ブロック・属性の割合 | Basic から |
| 今月の送った数 | 分析 → 利用状況(配信の一覧の上にも) | 今月の送信・月末の見込み・残り | 利用状況は Basic から |
ダッシュボードの数字は、押すと「どの人か」の明細に移り、CSV でも保存できます。レポートには 13 の見本があり、見本から作って直せます。プランの扱いは候補で、変わることがあります。
2友だちとブロック
増えた数より、
差し引きを見る。
友だちの数は、増えた人と減った人の差し引きで動きます。つなぎ帳のレポートでは、次のように数えます。
数は架空です。
| 数字 | 数え方(つなぎ帳のレポート) |
|---|---|
| 新規友だち数 | 期間に友だち追加した人(ブロック解除は入れない) |
| ブロック解除数 | 期間にブロックを解除した人 |
| ブロック数 | 期間にブロックした人 |
| 純増数 | 新規友だち数 + ブロック解除数 − ブロック数 |
| ブロック率 | ブロック数 ÷(新規友だち数 + ブロック解除数)× 100 |
| 配信起因ブロック数 | メッセージを受け取ってから 24 時間以内にブロックした人(データセット「配信」) |
つなぎ帳のブロック率は、友だち全体に対する割合ではありません。期間に増えた人に対して、期間に何人がブロックしたかです。上の例なら 18 ÷(120 + 6)で、約 14.3% になります。ほかの資料のブロック率と、そのままくらべないでください。
どの配信のあとにブロックが出たかは、配信起因ブロック数で見ます。友だち追加の経路は、レポート「経路別の新規友だち数」で週ごとに見ると、どの入口が効いているかが分かります。
3届いた・開いた・押した
率は、
何で割ったかを見る。
配信の数字は、送った → 届いた → 開いた → 押した、の順に減っていきます。それぞれの数え方と、率の分母を知っておきます。
- 送った 1,240 人受け取る人ごとに 1。応答は入れない
- 届いた 1,210 人到達率 97.6%(÷ 送った)
- 開いた 777 人開封率 64.2%(÷ 届いた)
- クリック 150 人クリック率 12.4%(÷ 届いた)
配信の結果の画面の数え方の例です。数は架空です。
| 数字 | 数え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 送った(配信数) | 受け取る人ごとに 1。応答メッセージは入れない | 吹き出しの数では数えない |
| 届いた(到達) | LINE が受け付けた数 | ブロックしている人は、LINE が数えない |
| 開いた | 写真・リッチメッセージを人ごとの画像の URL で送り、LINE のアプリが読みに来た人 | 推定。文章だけのメッセージは数えられない |
| クリック | 人ごとの数える URL が開かれた回数と、開いた人の数 | URL を数える URL に変えたときだけ |
| 返信 | 送ってから 7 日のあいだの、お客様からの返信 | 配信の結果の画面で |
| 率の分母 | 配信の結果の画面: 届いた人で割る。レポート: 送った数(配信数)で割る | 同じ配信でも、画面で値が少し違う |
A/B テストの勝ちは、クリック率をくらべ、同じなら開封率、到達率の順にくらべて決めます。LINE が全員に送る・属性で送る配信は LINE が送るので、つなぎ帳では人ごとの開いた・クリックを数えず、LINE の集計で見ます。
リッチメニューのクリック率は、ボタンを押した人 ÷ そのメニューが付いている人です。リンクのボタンは正確に数え、文を送る・データを送るボタンは推定です。
4申し込みと売上
押したあとに、
何が起きたか。
サイトでの申し込みや購入(コンバージョン)を記録すると、どの配信やメニューから来たかが分かります。
- 記録する: サイトに計測のコード(2 行)を貼り、申し込みや購入を、名前・金額・通貨・注文番号で記録します。サーバーから API で記録することもできます。同じ注文番号は 1 回だけ数えます。
- 結びつける: その人が 5 日以内に開いた LINE のリンク(配信・メッセージ・リッチメニューなど)があれば、いちばん最後に開いたものに結びます。これが「LINE 帰属」です。
- 割合を見る: LINE コンバージョン貢献率は、LINE 帰属コンバージョン数 ÷ コンバージョン数 × 100 です。
- 入口ごとに見る: 獲得のコホートでは、友だち追加した時期と経路ごとに、購入率(購入者数 ÷ その人数)と平均の LTV(累計売上 ÷ その人数)を出します。
5LINE が数えた数とのちがい
2 つの数は、
合わなくてよい。
つなぎ帳は、LINE が数えた数(LINE の統計)と、つなぎ帳が数えた数を並べます。数え方が違うので、値はそろいません。ちがいのわけを知っておけば、迷いません。
| ちがいのわけ | くわしく |
|---|---|
| 応答とテスト送信 | 無料の応答メッセージやテスト送信の扱いが、数え方で違う。つなぎ帳の利用状況では、分けて数える |
| ブロックしている人 | ブロックしている人には届かず、LINE はその送信を数えない |
| 少ない人数 | LINE は、人数が少ないと数を出さないことがある。開いた人・URL を開いた人は 20 人に満たないと出ない |
| ブロック数の数え方 | LINE Official Account Manager のブロック数は、選んだ期間に起きたブロックの数(その期間に友だち追加した人のブロックではない) |
| 属性の古さ | LINE の属性は、おおむね 3 日前の数。ターゲットリーチが少ないと、属性が「不明」になることがある |
| 読み込む時刻 | つなぎ帳は、LINE の決まりに合わせて、LINE の統計を 1 日 2 回だけ読みにいく(はじめは 14 日分まで) |
LINE Official Account Manager の分析では、友だち追加の経路の数は、選んだ期間の合計で、経路ごとに 20 回以上の友だち追加・ブロックがあったときだけ出ます。小さなお店では「その他」が多く見えることがありますが、入口ごとの数は、つなぎ帳の QR コードとサイトの CTA の画面で数えられます。
6見る順番
週に 1 回、
同じ順番で。
数字は、たまに長く見るより、決まった日に同じ順番で見るほうが変化に気づけます。
まとめを見る
ダッシュボードを過去 7 日・前の期間とくらべるで開き、差の大きい数字を探す。
明細に下りる
気になる数字を押して、どの人か・いつかを見る。
レポートで掘る
配信別・経路別に分けて、何が違ったかを見る。
次の一手を決める
押した人のセグメント、入口の置き方、月末までの送る数を決める。
つなぎ帳でのやり方: 週のはじめの見る順番
- 「分析 → ダッシュボード」で、期間を「過去 7 日」にして、前の期間とくらべる
- 差の大きい数字を押して、明細(どの人か・いつか)を見るCSV でも保存できる
- 「レポート」の見本「配信別の開封率・クリック率」「週別のブロック数と純増数」から作り、保存してダッシュボードに置く
- 押した人は、配信の結果からセグメントにして、次の送り先にする
この動画でしていること(約 21 秒・音はありません)
- 分析のダッシュボードで、友だち・送った数・友だちの移り変わり・配信の結果を、下へ送りながら見る
- 「LINE の統計」で、友だちの数とターゲットリーチの移り変わりを見る
- 「レポート」の一覧から「配信別の開封率・クリック率」を開き、ダッシュボードに戻る
!ありがちなつまずき
数字を読むときに、
よくあること。
開封率が 0% と出る
文章だけの配信で、開いたを数えられない。
こうする写真かリッチメッセージを入れる。数える URL でクリックを見る。
2 つの画面で率が違う
配信の結果とレポートで、同じ配信の開封率が合わない。
こうする分母が違う。結果は届いた人、レポートは送った数で割る。
ブロック率が高く見える
増えた人が少ない週に、ブロック率が跳ね上がる。
こうするブロック率は増えた人で割る。ブロック数と純増も並べて見る。
クリックが数えられていない
リンクを、数える URL に変えずに送った。
こうする配信の送り方で、URL を「数える URL に変える」に。UTM も付けられる。
店での売上が入らない
サイトの申し込みしか、コンバージョンに入っていない。
こうする店の注文も API で記録するか、サイトの数だけだと分かって読む。
LINE の数と合わない
つなぎ帳の数と LINE の統計の数がそろわない。
こうする応答・テスト送信・ブロック・少人数の扱いのちがい。どちらの数かを書いて報告する。
出典
この記事の出典
- LINEヤフー for Business「分析 - 友だち」マニュアル(2026 年 3 月 24 日更新)ブロック数は選んだ期間中のブロック数(期間中に友だち追加した人のブロック数ではない)。経路の数は、20 回以上の友だち追加・ブロックがあったときだけ出る。属性はおおむね 3 日前の数。ターゲットリーチが少ないと属性が不明になることがある。
- LINE Developers「Messaging API pricing」(英語)1 回の送信は、送った人数で数える(吹き出しの数は関係しない)。ブロックしている人への送信と、応答メッセージは数えない。
2026 年 10 月 19 日に確かめました。英語の出典の訳は、この記事で付けたものです。図と式の数は架空です。つなぎ帳の数字の定義・画面・プランの扱い(候補)は、いまの版のものです。